2012年11月21日水曜日

落ち込んだ時は

 

良い事があればすぐに嫌な事がやってくる事が多い人生。
そんな中で一番心を癒してくれるのが音楽。
癒すというか、とりあえず落ちるとこまで落としてくれる音楽。
深海に沈んでいくような、深い森に迷い込むような音楽。
そんな暗めの音楽が大好きで、常に仕事帰りに聞いて帰る。
何よりその歌声に惹かれてる。








elliott smithの「say yes」。これは自分の中でテッパン。
elliott smithは何年か前に友人が教えてくれた人。
もうこの世にはいないけど、多大なインスピレーションをこの人から受け取っています。


カートコバーンの元彼女、mary lou lord。
彼女はシンガーソングライターで、elliott smithから楽曲を提供されてる。
彼女のか細くて切ない歌声とelliottの楽曲が
なんともマッチしてる。
カートもエリオットも今はいない。
 メアリーの声好きだな。




義兄が教えてくれたスコットランドのバンドTRAVIS。
9年前かな。このバンドを知って一気にイギリス欲が強くなって
美大を見にロンドンへ19歳の時に一人旅をした。
滞在中はこの曲をリピートしてた。
ブリティッシュロックを辛気くさくしたバンドとして名前があげられてるけど
自分は大好きです。ボーカルのフランの人柄からして。
この曲を聴くとグラスゴーとかロンドンのどんよりした風景が目に浮かんでくる。

アイルランドのバンド「my bloody valentine」の「sometimes」
マイブラは2008年のフジロックで生で聴いたけど、
眠くなる感覚に襲われて気づいたら気絶してた.....。
救急で運ばれる人が出る程のライブだった。
この曲はこのバンドで一番好きな曲。
一枚のアルバムを作るの大金はたいちゃうのが粋だ。



これこそ深海に落ちていく感じ。
sufjan stevensの「rake」
気づいたら聴いてる途中で白目向いてる可能性有り。



ショーンレノンの「dead meat」
声はjohnに似てる。
そしてこの暗さ。
最高。
 




これ生で聴いたら鳥肌立ちそう。
サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair」
一昨年の来日コンサート行けば良かった...。


yo la tengoの「I feel like going home」
これは深海というより深林。
ランタン灯して熱いコーヒー飲みたい。





暗くはないけどbeatlesの「I will」
落ち込んだ心を少し浮かしてくれる。



peggy honeywell




cat power
「mayby not」
渋谷の「O-east」で聴いた時は
この何倍もけだるかった
この曲は唄わなかったけど。。
それがまた良い。




第二のelliott smithと言われたjeff hanson
彼もまた儚く吸い込まれそうな歌声の持ち主だった。
でもなぜこんなに早く逝ってしまったのか。
もっと沢山聴きたかった。
elliottとは違った良さがあったのに。

2012年11月12日月曜日

素晴らしきアーティスト

 


高校に入って海外に興味が湧き始め、
今まで色々な海外アーティストに
影響受けてきました。
線が独特、色使いが綺麗。
シンプルな絵。
憧れ続けていたら、やっぱり自分の描く絵にも影響が現れる。
「日本人の絵じゃないみたい」
私にとって最高の褒め言葉。




シンプルの代表格と言っても過言では無い、ディックブルーナさん。
       一枚の絵を描くのに100枚近くスケッチをする事もあるらしいです。
     尊敬に値します。この独特の線はもはやブルーナさんにしか描けない。

             ブルーナさんが描いたノアの箱船。
           この話自体、結構怖いと思っていたけど
      ブルーナさんが描く事によって緩和される。動物が.....可愛すぎる。








アメリカのカリフォルニアにあるレストラン
「シェ・パニース」
このレストランが舞台の絵本兼レシピ本。
新宿の無印で売っていたのを見てamazonで英語版を即購入。
主人公の女の子がなんとも可愛い服ばかり着ているし、
色とりどりの食材や、植物を見ているだけで心躍る。
まるでパニースにいるように感じる。

             







エドワード・ゴーリーさん。
一枚の絵にどれほど時間をかけているかわからないほどの線画。
読んだら一日中気が病むほど暗い絵本。
一転して、素敵なバレエのポスターや舞台のポスター。
変幻自在のアーティスト。
絵本を読んで恐怖感を覚えたのは初めてでした。
「おぞましい二人」
ほんとに怖い.....。









ブルーノ・ムナーリさん
イタリアのグラフィックデザイナー。
これは何年か前に汐留でやっていたムナーリ展に行った時に買った
「黄色ずきんちゃん」
ゼロックスアートといわれる
コピー機を使った作品。
コピー中に作品を動かす事によって
作品にズレが生じ、動きがあるような感じに仕上がる。









イギリス人アーティスト
サラ・ファネリさん。
コラージュを得意とした方でシュールな作品が多い。
蛍光色も巧みに使っていてコラージュもしつこすぎなくて好きです。









ミヒャエル・ゾーヴァさん。
映画「アメリ」でアメリの部屋に飾ってあるアヒルと犬の絵を描いた方。
アメリで知って、東京で展示会をしていたので観にいきました。
この可愛いタッチで描かれる大人向けな作品が大好きです。
ベッタリとした絵の具も。









幼少の頃から家にある絵本。
「スノーマン」の作者レイモンド・ブリックスさんの
「さむがりやのサンタ」
サンタはこんなにもやる気がないものなのか、と思うほど
冬嫌いなサンタ。
だけども憎めず、好きになってしまうこのなんともいえないほんわか感。
漫画のようなコマ割り。
と思いきやページを開くと2ページ分使ったデカデカとした絵。
最後、サンタさんがプレゼントを配り終わって
自分の生活に帰って行く様が幼少の頃から好きだった。
こんな生活憧れる。











アンダーグラウンドなアーティスト達の作品集。
私がたどり着きたいのはこういう感じなのかなと最近思います。
たどり着きたいと思ってたどり着ける場所ではないけど。
ラリークラーク、ライアンマッギンレー、ハーモニーコリン、
マイクミルズ、バリーマッギー、マーガレットキルガレン等
青春時代のまま大人になったような人たち。
とにかくかっこいい。









日本人の著者が憧れた
アンダーグラウンドアーティスト達にインタビューした本。
好きな事やれてる人たちって素敵だ。

レイモンド・ペティボンさん。
sonic youthのジャケ等描いているアーティスト。
この人が描く無表情の人間が好きだな。


2012年11月11日日曜日

駆け出し祭

11月10日に恵比寿のEATTOKYOにて
フードイベント「駆け出し祭」が開催されました。
私は似顔絵屋として出店させてもらいました。
初めて人前でその人自身を描くという事をしました。
いつも家にこもって描いていたので、かなり緊張.....。
不安でいっぱいでしたが、気に入ってくださる方が多く
描いてきて良かったと実感できました。
やっぱり人前で描くって大事です。
もっとやっていかなくちゃー。
来ていただいた方々、本当にありがとうございました!




2012年10月28日日曜日

日本の映画

   あまり邦画は観ないけど、はまるとはまる。
はまると何度も観てしまう。邦画ってそんな魅力があると思います。



好きな邦画をいくつかあげるとすると





                                          
                     安藤政信と石田ひかり主演の「アドレナリンドライブ」 
軽快で爽やかな映画!観たくなってきた。




陪審員制度がテーマの映画。
「12人の優しい日本人」
まだ日本に陪審員制度が無い時代に作られた映画。
実際こんなに熱く語るのだろうか。
最後まで無罪なのか有罪なのか目が離せないです。




松本大洋原作の「青い春」
原作が好きなので映画はどうなるんだろうと思ったけども
これはこれで好きです。

テレビで放送されると何度も観てしまう映画。
「幸福の黄色いハンカチ」
刑務所から出所したばかりの高倉健が
ラーメンを美味しそうに食べて、ビールを飲んでいるシーンが良い。
そして賠償千恵子が可愛い。



「さよなら、クロ」
長野県松本市の学校に実在した番犬クロ。
なんとも愛らしいんです。自分がこんなに動物にときめくのはめずらしい。
時代背景、音楽、キャスト全部自分の中でヒットでした。



「月曜日のユカ」
加賀まりこの小悪魔的魅力が存分に堪能できます。
日本のブリジットバルドーみたい。
内容よりも加賀まりこ。



「陽炎座」
どれが現実でどれが夢なのかわけのわからない映画ですが
それがまたなんとも心地いいんです。
原田芳雄と松田優作がかっこよすぎます。
大正時代って一番ロマンティックとエロティックが渦巻いていた時代で
もやもやとした夢の中のような14年間なのかなと勝手な想像を私はするのです。
この時代に生きていたら自分はどうなっていただろうといつも思う。
そんな妄想を映画にしたらこんなだろうか。






まだ観てないけど、観たい。「八つ墓村」
観る勇気が湧かない.......。
あの山崎努の頭にロウソクが怖くて。

2012年10月12日金曜日

男性を描くのが好きで好きでたまらない。


 幼少の頃から好きだったドラゴンボールやらタートルズやらの影響で
絵を描く時も自然と男性を描く事が多い。
それは単なる影響だけじゃなく、多分男の子への憧れが強いのだろうと思う。
ヒゲを生やしたりタバコをふかしてみたりビールを飲んでみたり汚い格好でも
様になっちゃったりギターとかかき鳴らしたり。ビールを飲むのは実行してますが。
男性を描く時は、もしも自分が男の子だったらこうなりたいと思う願望も入っていると思います。無意識に描いているのでそこらへんは自分でも正直まだわかっていませんが。
自分だったらこういう人が好きなんだろうとかもあるでしょうけど。
とにかく男性を描く時は色々な思いがあって描いているんだと思います。




















































2012年9月25日火曜日

白黒の世界


数年前に書店で手に取った本。「ペルセポリス」。
イラン人のイラストレーター、マルジャン・サトラピさんの
半生を描いたいわゆる「漫画」です。激動の70年代から90年代のイランを経験してきた
サトラピさんのこの作品は悲しみとシュールな笑いが入り交じった
イラン版「ちびまるこちゃん」という感じ。


でもその本はまさに私が目指してる「一コマ一コマの絵に魅力を感じる」に
通じる漫画でした。
そしてトーンなど使ってなさそうなドップリ白と黒の世界。
一瞬で引き込まれました。
白と黒だけでこんな....こんなに良い絵が描けるなんて。


この作品は映画化もされて
アニメーションとしては数十年ぶりにカンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞してます。






この他にもイラン人女性の性生活を赤裸々に描いた「刺繍」ももちろん白黒。




そして11月に実写映画化される「チキンのプラム煮」(映画の邦題は「チキンとプラム」原題は本も映画も「poulet aux prunes」)。
この作品はサトラピさんのおじさんがモデルだそうです。
原作ではイラン伝統楽器のタール奏者ですが、映画では世間に浸透しているバイオリンになってます。そして主役が「潜水服は蝶の夢をみる」のマチューアマルリック。
実写ですが、アニメーションありファンタジーありの映画だそうで
難しいフランス映画の中でもかなり観やすい作品らしい。
絶対映画館に行かなくちゃ!!!

このチラシ観ただけで期待しちゃう。




主人公の忘れられない人役で出てる
             イラン人の女優さんが素敵すぎる。


             
で、最近はフランスの老舗百貨店「ル・ボン・マルシェ・リーヴ・ゴーシュ」の160周年記念のイラストも描いたみたい。モデルはカトリーヌドヌーブ。ペルセポリスで声優として出演したカトリーヌとは友人同士らしい。羨ましい。